最近、高置水槽がなく受水槽+加圧給水ポンプという方式が多くなってきました。
高置水槽がないということは、水の汚染原因がひとつなくなるということです。
それはひとつのメリットなのですが、この方式だとどこかひとつの蛇口が少しでも開いたら、ポンプが起動します。
ということは、ポンプの使用頻度が大変高くなります。その分、ポンプの劣化も早くなります。
それにもし万が一、加圧給水ポンプが故障して運転しなくなれば、即断水することになります。
「故障したから、すぐ取り替え工事をしてほしい」と依頼されても、ポンプにはかなりのバリエーションがあり、常に在庫を持っているわけではないので、すぐに手に入りません。メーカーに在庫があれば、1日2日待てば入荷しますが、メーカーも在庫を切らしていたらもっと時間がかかります。
その間、断水したままというのも問題だし、何かいい手を考えないといけません。
ポンプも消耗品です。
程度にもよりますが、設置後5〜6年程度で一度、総点検をすることをおすすめします。
もし、何か不具合があるなら断水事故につながりかねないので、早急に対処する必要があります。
起こってからでは大変なので、早め早めに対処するのが得策です。
当社では、貯水槽の点検清掃時に揚水ポンプ、加圧給水ポンプなどのポンプ類もチェックさせていただきます。不具合があった場合、最善の方法をご提案させていただき、安心安全な水が安定して、供給できるよう心がけています。